大槻 晃士 Koji Otsuki
(バロック・スペシャリスト)
米国テンプル大学大学院合唱指揮科、東京藝術大学大学院古楽科(バッハ研究留学)、インディアナ大学古楽科博士課程にて学ぶ。テンプル大学での指揮法講師を経て、現在は古楽アンサンブルの客演指揮、バロック音楽の講師やコンサルタントとして、またヴィオラ・ダ・スパッラ奏者としての活動に勤しむ一方、米国マルボロ音楽祭で音楽司書長として芸術監督内田光子氏らのサポートに従事。近年は当音楽祭でバッハ・カンタータの指導に尽力する。バッハを鈴木雅明とヘルムート・リリンクに、バロックヴァイオリンを若松夏美とスタンリー・リッチーに、古楽アンサンブルを鈴木秀美の各氏にそれぞれ師事。東京と米国フィラデルフィアでガムット・バッハ・アンサンブル主宰。現在フィラデルフィア在住。
◯ Rambling Koji http://bachpeople.com/home-2/
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草 冬香 Fuyuka Kusa
(専属ピアニスト)
東京芸術大学、同大学院修士課程修了。ドイツ国立フライブルク音楽大学ディプロム課程およびソリスト課程をそれぞれ最優秀の成績で卒業、国家演奏家資格を取得。
第4回ローゼンストック国際ピアノコンクール第1位、アルトゥール・レプティーエン国際ピアノコンクール第1位等受賞多数。ブダペスト春の音楽祭、モーツァルト音楽祭、国内では軽井沢八月祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、ヴィオラスペース、ハンガリーラジオ、NHK・BSクラシック倶楽部等に出演。ソロだけでなく、室内楽においても意欲的に活動、東京国際ヴィオラコンクールでは、全三回において公式ピアニストを務めている。
東京芸術大学非常勤講師を務めたのち、現在は演奏活動の傍ら、洗足学園音楽大学附属音楽教室非常勤講師を務める。これまでに、杉本安子、渡部有子、小林仁、伊藤恵、ギルアド・ミショリの各氏に師事。
◯ 草 冬香のブログ ふゆのブログ 〜 with Music 〜
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山本 由美子 Yumiko Yamamoto
(ヴィオラ・アシスタント)
桐朋学園大学音楽学部にてヴァイオリンを篠崎功子、室内楽を岩崎叔、青木十郎、黒沼俊夫に学んだ後、デトモルト国立音楽大学、ケルン国立音楽大学マスターコースにて、ヴィオラをブルーノ・ジュランナ、ライナー・モーク、今井信子、室内楽をアマデウス弦楽四重奏団に師事。ドイツ・カンマーアカデミー、ケルナー・アンサンブルのメンバーとしてヨーロッパ各地で演奏会、録音などを続けた後帰国。札幌を経て京都へと活動の地を移す。現在、ソリストとして室内楽奏者として各地で演奏するとともに、京都市立芸術大学音楽学部で教鞭をとり、カナダ、ヴィクトリア大学音楽学部で公開講座を持つなど、教育にも積極的に取り組んでいる。1970年、西日本学生音楽コンクール第一位、1981年、ウォルフガンクホックコンクール第1位、1982年、ジュネーブ国際コンクール銅メダル。1998年度バロックザール賞受賞。1983年、西ドイツ国家演奏家資格試験に合格。現在京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師、相愛大学音楽学部非常勤講師。ゆらぎの里ヴィオラマスタークラスには 2009年より参加し、今井信子のアシスタントとして室内楽や、聴講生の個人レッスンを指導している。
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大島 亮 Ryo Oshima
(ヴィオラ・アシスタント)
桐朋学園大学卒、同大学研究科修了。岡田伸夫氏に師事。また、故ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ロバート・マン各氏等の指導を受ける。第11回コンセール・マロニエ21第1位、第7回東京音楽コンクール第1位、第42回マルクノイキルヘン国際コンクールディプロマ賞受賞。ヴィオラスペース、東京・春・音楽祭、水戸室内管弦楽団、サイトウキネンオーケストラなどに出演。室内楽では原田禎夫、チョン・ミョンファ、仲道郁代の各氏等と、ソリストとして東京都交響楽団、九州交響楽団と共演。2012年には東京文化会館にて初のリサイタルを開催し、好評を博した。室内楽奏者としても積極的に活動するほか、秋吉台室内楽セミナーで講師を務めるなど後進の指導にもあたっている。2015年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。
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ファイト・ヘルテンシュタイン
Veit Hertenstein
(ヴィオラ・アシスタント)
※1月4日〜10日の参加
1985年生まれ。ドイツのアウクスブルク出身。ジュネーヴ音楽院において今井信子にヴィオラを、タカーチ四重奏団に室内楽を学ぶ。2009年、第1回東京国際ヴィオラコンクールにて第3位と聴衆賞、同年ヨーロッパ放送連合コンクールで第1位。2011年ニューヨークでのヤングコンサートアーティスト国際オーディションにて最優秀賞受賞。ヴェルビエ音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、東京のヴィオラスペース等に参加。現在はバーゼル交響楽団の首席ヴィオラ奏者を務める。2015年10月よりドイツ・デトモルト音楽大学教授。
◯ Webサイト http://www.veit-hertenstein.de
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ウェンティン・カン
Wenting Kang
(ヴィオラ・アシスタント)
※1月10日〜14日の参加
中国生まれ。6歳でヴァイオリンを始め、北京中央音楽院在学中の15歳でヴィオラへ転向。ニューイングランド音楽院にて、ガース・ノックス、キム・カシュカシアンに、クロンベルク・アカデミーで今井信子に師事。2012年第2回東京国際ヴィオラコンクール第1位受賞以来、世界各地でキャリアを重ねている期待の若手ヴィオラ奏者。大らかで艶のある音色と精緻でエレガントな演奏に定評がある。近年では、クロンベルク・アカデミー・フェスティバルにてフランクフルト放送交響楽団とミッシャ・マイスキー(チェロ)によるシュトラウスの交響詩ドン・キホーテでソロ・ヴィオラを担当。イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとしてアメリカ、アジア、中国国内をツアーに参加する。ヴィオラスペース等で来日を重ね、2016年1月には大阪と東京で無伴奏リサイタルを成功に導く。2月よりマドリードに居を移し、演奏活動の傍ら、ソフィア王妃高等音楽院にて、今井信子のアシスタントを務めている。
◯ Webサイト http://www.tvumd.com/artist/detail/?artist_code=kang
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サリー・チズム
Sally Chisholm
(ゲスト・ヴィオラ奏者)
※1月6日〜14日の参加
サリー・チズムはプロ・アルテ四重奏団のヴィオラ奏者であり、米ウィスコンシン大学マジソン校のヴィオラ教授。彼女の室内楽に於ける目覚ましい活躍は、Thouvenel 弦楽四重奏団の創立メンバーとして始まる。ニューヨークの Naumberg Chamber Music Competition でファイナリストとなり、世界各国の主要都市でコンサートを行い、1985年と1987年の中国ツアーでは、ジミー・カーターのためにチベット公演も敢行した。またジュリアード弦楽四重奏団メンバーとのニューヨークでの室内楽シリーズも高い評価を得た。
プロ・アルテ四重奏団に参加してからは、ワルシャワのウロンスキー国際ヴァイオリンコンクールの審査員を努め、スイスの Festival Der Zukunft に20年間出演、シェーンフィールド、ボルコム、シェイピーなどアメリカ現代作曲家の数多くの初演に携わている。またシカゴのジョフリー・バレエ団首席ヴィオラ奏者であり、チャールズ・ナイディック、レオン・フライシャー、ピーター・ウィレイ、今井信子らと共に、ミネソタ室内楽協会の常任理事も務めている。
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後藤 和子 Aiko Goto
(ゲスト・ヴァイオリン奏者)
※1月7日〜14日の参加
桐朋学園大学卒業後渡米し奨学生としてジュリアード音楽院卒業。安田多恵子氏、故久保田良作氏、故ドロシー・ディレイ、川崎雅夫各氏に師事。94年ニューヨークにてアーティスト・インターナショナルより「リサイタルデビュー賞」を受賞。95年よりサイトウ・キネン・フェスティバルに出演。97年、国際難民奉仕会による秋篠宮妃殿下ご臨席のもとでチャリティーコンサート。98年4月までニューヨーク州のウェストチェスター交響楽団で第1ヴァイオリン奏者、ニュージャージー州のニューワーク・スクール・オブ・アーツで弦楽器科主任を務める。
98年より現在、オーストラリア室内合奏団(Australian Chamber Orchestra=以下ACO)の正団員、同合奏団のアジアツアーや豪州内ツアーにゲストソリストを務め、豪州紙「オーストラリアン」に“最も印象深い奏者”と評される。2005年よりオーストラリアの若手演奏家を育てるACOアカデミーの音楽監督兼リーダーを務めている。
2006年「日豪交流年記念」イベントの一環で東京と松本でのリサイタルなど、日豪両国での演奏会を多数開催。「ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス」には2010年以降ゲストとして2年毎に出演、今井信子と共演する。2012年よりソーナス・ピアノ・カルテットのメンバーでも活動。2014年サイトウキネン・Gigコンサートで小澤征爾監督指揮のもとでコンサートミストレスを務め、2017年8月小澤音楽塾で後進の指導にも当たる。2016年7月、日豪友好協力基本条約調印40周年記念して外務大臣表彰を受賞。
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奥泉 貴圭 Takayoshi Okuizumi
(ゲスト・チェロ奏者)
※1月6日〜14日の参加
1983年札幌市出身。6歳よりチェロを始め、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を卒業後、ドイツ・トロッシンゲン音楽大学を経て、2007年より2年間バイエルン国立歌劇場の契約団員として研鑽を積む。 2006年度文化庁在外研修員。1998年札幌ジュニアチェロコンクール優秀賞。2004年ビバホールチェロコンクール2位。 これまでに、JTが育てるアンサンブルシリーズ、小澤征爾氏率いるスイス・インターナショナルアカデミー、小澤征爾音楽塾オーケストラ、サイトウキネン室内楽勉強会、水戸室内管弦楽団、東京春音楽祭等に参加。 ソリストとして、小澤征爾音楽塾オーケストラ、トロッシンゲン音楽大学オーケストラ、黒門フィルハーモニー、湘南フィルハーモニー、システィーナ管弦楽団、Aretusea弦楽オーケストラ(於イタリア・シシリー島)等と共演。また現代作曲家の Erich.S.Hermann氏のチェロ協奏曲を TonArtシンフォニーオーケストラ(於ドイツ・ハイデルベルク)と初演。 2009年に帰国後、上野学園大学講師、オーケストラ客演首席奏者の活動を始めとし、ソロ、室内楽奏者として国内外で演奏活動を行っている。 これまでにチェロを上原与四郎、河野文昭、原田禎夫、イフ・サバリーの各氏に師事。
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小早川 麻美子 Mamiko Kobayakawa
(編曲/ヴィオラ奏者)
ヴィオラ奏者兼、編曲家。クラシック音楽の伝承と展開をテーマにした様々な演奏会を企画、新たな視点からその魅力を紹介している。2011年より編曲に着手し、バロックからロマン派を中心とした数々の名曲をヴィオラをメインにした室内楽曲にアレンジ、国内外の数々の音楽祭や演奏家に作品を提供している。
近年では、ヴィオラスペース2015にバッハ/ブランデンブルク協奏曲第3番 ヴィオラ合奏版(小樽ヴィオラマスタークラスによる委嘱作品)を寄稿、その模様がNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」でも紹介された。また、待望のヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」(ヴィオラ合奏版)全曲の世界初演が、小樽ヴィオラマスタークラス2016及び小樽ヴィオラマスタークラスin台湾2016にて行われた。
独創的な演奏会の企画にも注力しており、2013年4月にはブルーノート東京にて自身の編曲作品披露演奏会、同年12月には東京カテドラル聖マリア大聖堂の巨大な空間を利用したパイプオルガン、ピアノ、ヴィオラ、チェロによるクリスマスコンサート、2014年12月にはサントリーホールにてオール・メンデルスゾーン・プログラムによる2夜連続演奏会、最近では高級紳士服ブランドやレストランとのコラボレーション演奏会等を開催している。
2015年、公式ページを開設、同時にRoyal Art and Musicから編曲作品を出版し世界中の演奏家から好評を博している。
4歳からピアノ、6歳からヴァイオリンを始め、16歳でヴィオラに転向する。桐朋学園芸術短期大学ヴィオラ専修卒業。今井信子氏の推薦により同氏が教授を努める上野学園大学に研究生として 2010から2012年次在籍。編曲を野平多美氏に師事。世界的ヴィオラ奏者である今井信子氏、室内楽の権威であるヴァイオリン奏者の岡山潔氏から公私に渡り薫陶を受けている。
◯ Webサイト Royal Art and Music
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ハンナ・リー Hanna Lee
(ゲスト・ヴィオラ奏者)
※1月3日〜11日の参加
2004年、ソウルのクラシック専用ホールとして名高いクムホアートホール (Kumho Art Hall) でソロリサイタルデビューを果たしてからは、同ホールの「ライジングスター・シリーズ」(2009)、「クムホアーティスト・シリーズ」(2011)、シューベルト・フェスティバル「冬の旅」公演 (2014)、「オール・ブラームス・リサイタル」(2016) に出演を続け、ラヴィニア、ヴェルビエ、クロンベルク、マルボロ等の国際音楽祭にも招待されている。また今シーズンだけでも韓国交響楽団、フェアバンク交響楽団、フランクフルト・ユンゲン交響楽団、韓国芸術総合学校 (KUNA) オーケストラ、ソンナムシティ・オーケストラと共演し、ソリストを務めた。
これまでにスン=ファ・オ、サンジン・キム、ロベルト・ディアス、キム・カシュカシャン、今井信子の各氏に師事。韓国芸術総合学校(KNUA)、カーティス音楽院、ニューイングランド音楽院、クロンベルク・アカデミーを卒業。Kallaci弦楽四重奏団、クムホ・アシアナ・ソロイスツ、オーパス・アンサンブル、ロマン・ギュイオ・アンサンブルのメンバー。現在は韓国芸術総合学校とヨンセイ大学で教鞭をとっている。
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神原 玲奈 Rena Kohara
(ゲスト・ヴァイオリン&ヴィオラ奏者)
※1月5日〜14日の参加
相愛大学を卒業後、スイスに渡りバーゼルとルツェルン大学院にてスイス連邦国家演奏家資格を取得、2つの修士課程を修了する。国内及びヨーロッパの様々な音楽祭に出演。現在は日本と欧州各地にてソロ及び室内楽の指導、こどものためのコンサートそしてアートワークショップを主催している。
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古賀 大路 Taiji Koga
(ピアノ・アシスタント)
1993年生まれ 佐賀県唐津市出身。2017年上野学園大学音楽専攻科卒業。2006年第60回全日本学生音楽コンクール中学校の部 全国第1位。2009年第63回全日本学生音楽コンクール高校の部東京大会第1位、全国 第3位並びに横浜市民賞受賞。2011年第80回日本音楽コンクール第3位。
「湘南台トワイライトコンサートシリーズ」「古賀大路ピアノリサイタル(カワイ表参道パウゼ)」「古賀大路ピアノサロンコンサート(ヤマハ銀座コンサートサロン)」「四月は君の嘘クラシックコンサートシリーズ」2016年「音楽大学卒業生演奏会」(皇居桃華楽堂)など多数コンサートに出演。これまでに九州交響楽団・名古屋フィルハーモニー交響楽団・東京交響楽団・関西フィルハーモニー管弦楽団・Nippon Symphony Orchestra・上野学園大学管弦楽団・佐賀交響楽団・都築オーケストラ・横浜交響楽団 ・アルモニア管弦楽団・レスパス弦楽四重奏団などと共演。2015年「四月は君の嘘」クラシックCD録音。これまでに、永富啓子・横山幸雄・今野尚美・宮本玲奈・干野宜大・田中照子の各氏に師事。
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高橋 優介 Yusuke Takahashi
(ピアノ・アシスタント)
1994年、千葉県出身。上野学園高等学校、同大学音楽学部音楽学科演奏家コース、同大学専攻科にて8年間研鑽を積む。学内の作・編曲サークル『下谷楽派』の学生の中から、オーケストラの主要楽器を1本ずつピックアップした、中編成管弦楽団でグループを組み、在学中から活動を続けている。
第10回東京音楽コンクールピアノ部門第1位及び聴衆賞受賞。NPO法人 芸術・文化 若い芽を育てる会第5回奨学生。これまでに、指揮者の飯森範親、梅田俊明、円光寺雅彦、大友直人、下野竜也、高関健、山下一史の各氏と、ヴァイオリンの前橋汀子、矢部達哉、ヴィオラの今井信子、メゾソプラノ歌手の波多野睦美の各氏と共演。上野学園大学管弦楽団、千葉交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、山形交響楽団と共演。ピアノを齋藤由里子、横山真子、宮本玲奈、横山幸雄、久保春代、川田健太郎の各氏に師事。
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